本校は、帝小学びのスタイルとして「アクティブ・ラーニング(主体的・協働的な学び)」を重視しています。この学びのスタイルは、2020年度に全面改訂された学習指導要領のキーワードとして最近話題になり始めました。本校では、この学びのスタイルを先取りした形で授業に取り入れています。
これからの時代を、自立した人間として他者と協働しながら創造的に生き抜くために必要な資質・能力に向けた教育活動が求められています。そのために、本校の「アクティブ・ラーニング」では、知識の習得のみならず、課題の発見・解決に向けて主体的・協働的な授業をICT機器を使って行っています。
どの授業においても、児童自身が学習に見通しを持つこと、友達と学び合うこと、学習を振り返ることを大切にしています。
見通しを持つことで
主体的になるとともに学ぶことの有用感を得ることができます。
学び合うことで
友達の考えをよんだり友達に説明したりする活動が必然的に生まれ、まさに協働的に思考力・判断力・表現力を伸ばすことができます。
振り返ることで
学習の軌跡を見つめ直し、確実な理解とともに、次の学習に向けた課題発見力を育てることができます。
その際、学習の軌跡を即時提示したり動的に教材を提示したりすることが可能な、本校の電子黒板などのICT機器は大変効果的になります。ICTを活用しながら、「アクティブ・ラーニング」を充実させ、一人一人の資質・能力を育んでいきます。
教科ごとの学び
学力向上を目指した校内研究の推進
本校では、「帝小独自の教育内容の充実を図り、児童の創造性を育むこと」「授業づくりや学級経営について研修を深め、指導に必要な資質や能力、幅広い知見を授業研究を通して得ること」を目的に、校内研究を推進しています。教師の指導力・授業力を常に高めていくことが、教育の質を高め、児童の学力向上につながると信じています。
また毎年、「帝京大学小学校の教育の充実を図る」ことを研究目的に、帝京大学教職大学院と合同研究会を開催しています。全学年での授業公開を行い、帝京大学教職大学院だけではなく、教育学部の学生も多数参加します。今年の研究テーマは、「アクティブラーニングを重視した授業づくり」で、合同研究協議会では、研究授業を基に論じ合うことができ、実りある研究会となりました。
今後も本校では、最新の研究成果を日々の授業に生かし、質の高い教育を推進していきたいと考えています。